平成14年・夏休みの自由研究
林 卓人(大河原小5年)

けんび鏡を使って昆虫を見てみよう

− けんび鏡やルーペを使った身近な昆虫の観察 −


【内容】 観察の様子いつも見なれている昆虫をけんび鏡やルーペを使って観察し,頭や羽,足の様子を比べてみました。けんび鏡やルーペにパソコン用のカメラを取り付けて,写真の記録をとりました。
調べた昆虫は,@チョウ(モンシロチョウ),Aハエ(イネハモグリバエ),Bカ(アカイエカ),Cアリ(クロアリ),Dハチ(ミツバチ),Eトンボ(ノシメトンボ),Fコガネムシ(サクラコガネ)の7種類で,すべて家のまわりでつかまえました。
【記録】  
あたま
ふくがん
はね
まえあし
チョウ

みつをすうためのストローのような口(15倍)
チョウの複眼(100倍)
ハチの巣のようなふく眼(100倍)
チョウの羽(200倍)
うろこのようなりん粉のついた羽(200倍)
チョウの前足(100倍)
先がとがっていて毛がはえている(100倍)
ハエ

くだものをなめるのにつごうのよい口(60倍)
ハエの複眼(100倍)
ハチの巣のようなふく眼(100倍)
ハエの羽(100倍)
ステンドグラスのような羽(100倍)
ハエの前足(100倍)
つめがなく先がたいら(100倍)

血などをすうための針のような口(60倍)
カの複眼(250倍)
ハチの巣のようなふく眼(250倍)
カの羽(100倍)
ステンドグラスのような羽(100倍)
カの前足(100倍)
先がたいらで木のえだのよう(100倍)
アリ

するどい大あご(60倍)
アリの複眼(250倍)
ハチの巣のようなふく眼(250倍)
 
木のえだのようでとげのある足(100倍)
ハチ

花粉がつきやすいように毛がある(15倍)

ハチの巣のようなふく眼(100倍)
ハチの羽(60倍)
ステンドグラスのような羽(60倍)
ハチの前足(60倍)
毛がありつめがするどい(60倍)
トンボ

えものを食べる大きい口(15倍)
トンボの複眼(100倍)
ハチの巣のようなふく眼(100倍)
トンボの羽(60倍)
ステンドグラスのような羽(60倍)
トンボの前足(60倍)
えものをつかまえるためのつめ(60倍)
コガネムシ

四角くて小さい頭(15倍)
コガネムシの複眼(60倍)
ハチの巣のようなふく眼(60倍)
コガネムシの羽(60倍)
ステンドグラスのような羽(60倍)
コガネムシの前足(60倍)
木や花にしっかりとまるするどいつめ(60倍)

 

【まとめ】

体の作りがとても細かく,毛の一本一本まで見ることができておもしろかったです。
口や足の形は食べる物などによってちがいがありますが,ふく眼や羽の作りは,とても良く似ているということが分かりました。


研究のようすは,平成14年・夏休みの作文「ちょう戦!ミクロの世界」のページに書いてあります。


文/写真 : 卓人
Technical Advisor : 卓人の父